あのねっと今号の特集テーマ みんなで実現したい!子どもの安全 
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子育て支援センター ファミリー・サポート・センター
ディスカッションと託児を交代で楽しむ「子育てサロン」
 「この写真は結婚式のときのもので、実は3年前の今日、結婚したんです!」
 「これは私が赤ちゃんのときの写真ですが、息子と似てますか?」
 ひがしうら子育て支援センターが開催する「子育てサロン・もこもこコース」。1歳前後の赤ちゃんを連れたお母さんたちが輪になってすわり、9回目の今日は『セピア色の私』というテーマで、順番に思い出の写真を見せながらエピソードを語る。「当時はどんな子どもだった?」などと支援センタースタッフが話を引き出すと、お母さんたちは「へえ〜」と驚いたり、笑ったり。
 「子育てサロン」は、第一子を育てる親と子を対象に、親子遊びや仲間づくりをサポートする集いの場。子どもの月齢別に年3コース(1コース10回程度)を開催し、お父さんが参加する回もあって喜ばれている。「ストレスを感じるとき」「パパとママのいい関係」など、毎回テーマに基づいたディスカッションを2グループに分かれて行い、一方が話し合う間、もう一方は託児を担当する。支援センタースタッフや子育てネットワーカーは、両グループの進行をサポートする。
 子育てサロンを担当する相談員の空閑(くが)省子さんは「託児と言っても、ゆるやかな親子分離を基本に、子どもは少しずつお母さんから離れて遊べるようになり、お母さんたちには会話を楽しんでもらいたいですね。『セピア色の私』というテーマは、自分を振り返ることができて新鮮みたいですよ」と話す。
さまざまな支援施設と連携してお母さんをサポート
 ひがしうら子育て支援センターでは、子育てサロンのほかに、未就園児と親が自由に遊びに来られるつどいの広場「はなはな」や、0歳対象の「はなはなベビィ」を定期開催している。1日平均20組ほどが訪れ、利用者から「夏にプール遊びができ喜んでいる」「はなはなベビィは、大きい子の行動を気にしなくていいので安心」といった感想が寄せられている。東浦町の6つの児童館にも「はなはなベビィ」を開催してもらうよう協力を依頼し、各地域で0歳児とお母さんがゆったり過ごせる場所を用意している。
 鈴木宮子センター長は「『はなはな』などに参加されたお母さんは、悩んでいるのは自分だけではないと知り、不安解消につながっているようです」と、子育て仲間をつくることの大切さを実感している。
 また、支援センターを利用してもらうきっかけづくりのために、保健センターで実施されるマタニティ教室や4カ月健診などにスタッフが出向き、支援センターの活動を紹介。そして、支援センターに来たお母さんには、児童館主催の親子遊びや保育園の園庭開放などの情報も提供している。ファミリー・サポートセンターが併設されていて利用しやすいなど、小さな町ならではのきめ細かな支援体制を整えている。
藤田佳代子さん(お子さんは1歳)
子育てサロンに参加するようになって生活にハリができ、ここにはおもちゃがたくさんあるので子どもも喜んでいます。最初は、ディスカッションのときに子どもと離れるのが心配でしたが、やってみて大丈夫だと思いました。慣れてきたところなので、あと1回で終わりなのは寂しいですね。
森下八代さん(お子さんは11カ月)
子育ての悩みを共有できるし、託児で他のお子さんとふれあえるのもいいですね。今日のディスカッションでは、みんなの昔のことや意外な面を知ることができてよかったです。「お父さん参加」の回には夫も喜んで参加し、お父さん同士で話し合いができてストレス発散できたみたいですよ。

子育て支援センター 東浦町

【連絡先】
知多郡東浦町緒川屋敷弐区61-1
TEL 0562(83)8851 FAX 0562(84)0181
http://www.town.higashiura.aichi.jp/
【サポート内容】
●育児相談(電話・FAX・面接)
 月〜金曜日(祝日を除く)午前9時〜午後4時(FAXは24時間受付)
●子育てサロン ※第一子の場合のみ対象
 ・ぷよぷよコース(2〜6カ月児と親対象)
 ・もこもこコース(7〜11カ月児と親対象)
 ・にょきにょきコース(1〜1歳6カ月児と親対象)
●つどいの広場
 ・はなはな(0歳〜未就園児と親対象、月・木曜日)
 ・はなはなベビィ(0歳〈立ち歩き前〉と親対象、水曜日)
  ※各児童館で開催のものはお問い合わせください。
●育児講座(年1回)
●子育てサークル支援(活動場所の紹介、交流会の開催など)
【情報誌】
年1回発行の「たのしく子育て」では、東浦町のあらゆる子育てサポート情報をマップ付きで紹介。催し物の案内などを掲載する「このゆびと〜まれ」は年4回発行。