あのねっと今号の特集テーマ 「親子であそぶ」って? 
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編集部 少子化や犯罪増加など社会の変化によって、親子の接し方や遊び方も変わってきたと思いますが、いかがでしょうか。
深田さん 少子化で親が親としての対し方を学ぶ機会が減っていることは問題だと思います。2人目、3人目になるとわかることも1人目ではわからないことがたくさんあるし、子育ての悩みや失敗をあまり他人から聞く機会がないので、他人の経験を自分に生かしにくい状況にもなっていますよね。
下垣内さん 親のちょっとした一言や働きかけで子どもは楽しみを見つけるので、親のお膳立ては必要かもしれません。でも、それをどう受け止めるかは子どもに任せておけばいい気がします。また、物騒な世の中なので、子どもが公園に遊びに行くときには私も付いていき、他の子たちも含め見守っています。私が住んでいるところは地域みんなで子育てをしようという雰囲気があり、支えられています。
伊原さん 8歳の長男は友だちと自転車で遊びに行くことが多いんですが、私が一緒に行くことはないですね。広い道は横断する場所を教えてありますし慎重派の子なので、そんなに心配はしていません。それから、私も長く参加しているんですが、少子化時代に親同士が学び合える子育てサークルの存在は大きいと思います。
大蔵さん ひとりっ子だと親離れが早いのか、うちの子は小さいころからブロック遊びなどで自分の世界に入り込んで遊んでいました。安全については、住まいが団地から戸建てに代わってから特に外で遊ばせるのは難しいなと思っています。
宮嶋さん 親と子の遊びはとても大事ですが、核家族だとすべてを親が担うのは大変なので、できない部分を地域の人などが少しずつフォローできるといいですね。それによって親の負担感が減り、親がかかわるポイントも絞れてくると思います。「きゃら」では、お母さんがパートなどから帰宅するまでの1〜2時間、カギっ子にならないようお子さんをお預かりすることもあります。子どもの安全な居場所を確保しつつ、地域の安全をどのように守っていくか、同時進行で取り組むことが必要だと思いますね。