あのねっと 今号の特集テーマ 子育てに、よろこびを感じるとき  

特集2 読者の方に語り合ってもらいました!
part2
子育てのよろこびを感じるのは、どんなとき?
槇尾さん 相棒的存在として、子どもと一緒に座ってボーッとしているときに、幸せを感じますね。
辻さん  子どもを通じて広がる人間関係が大きな財産であり、子育てのよろこびにつながると思います。また、4歳になると自分でやれることが増え、「僕が持ってあげる」なんて言ってくれると、成長したなと思うし、大人同士の関係にはない幸せを感じます。
栗田さん 家族の会話が子ども中心に変わって話題が増えたし、子どもがいると何をしても二倍大変だけれど楽しさも二倍ですね。それに「ママ、ママ」と言って来てくれると、自分が必要とされているなとか、パパやおばあちゃんよりもママ優先なんだなと思って、うれしくなります。
村上さん 子どもはかわいいし、日々の成長を感じますが、今は子育てに必死なのでよろこびを感じる余裕がないですね。この子にとって何が一番いいか、考えすぎているのかもしれません。
伊原さん 月に何日か仕事をしていて、夏休みに仕事が終わって汗だくで帰宅すると、「お母さん、お帰り!」と冷たいお茶を持ってきてくれたり、肩をもんでくれたり。そうすると疲れが和らぎます。買い物に行くと、7歳の娘が私の服を選んでくれることもあり、ちょっとよろこびを感じます。
牧村さん 子どもが大きくなっていつも一緒にいなくても、ふとしたときに「私にはこの子たちがいたわ」と、存在自体がうれしくなることがあります。また、息子から「お母さんは僕たちのことで苦労したから」という言葉を聞いて、子どもは親の苦労をわかって認めてくれているんだなと思いました。
子育てを楽しむには?
伊原さん どこへ遊びに行くかなど、子どもふたりの意見が合わなくてよくケンカし、それもだんだん派手になってきたので、私は怒ってばかりです。だから、もめごとをなるべく減らすことが日々の課題です。
辻さん  子育てをより楽しむには、母親の精神的・経済的余裕のバランスが必要だと思います。経済的負担を考えて、気分転換の外食やお買い物もできなくなると、精神的なゆとりも持ちにくくなる気がするんですね。でも、経済的なことに関しては、ご家庭によってさまざまなお考えがあると思います。
村上さん 子どもを何かの教室に通わせたくても、お金がなければできないので、確かに経済力は大事だと思います。やれる範囲でいかに子どもが必要とするものを与えてあげられるか、ですね。
栗田さん 私は、親自身の健康管理が大事だと思います。ちょっと風邪を引いただけでも、いつものようには遊んであげられないし、精神的にもイライラすると子どもに伝わってしまうので、夫婦円満でいられるようにと思っています。
牧村さん 子育て広場や児童館などへ出かけるお母さんが多い半面、自分の子育てに自信が持てず出かけられない人もいます。でも、家でゆったりままごと遊びなどをして子どもがご機嫌なら、親も落ち着いていられるので、無理に出かける必要はないと思います。ただ、親も息抜きが必要なので、お父さんやおじいちゃん・おばあちゃんなど、まわりの人の力を借りながらリフレッシュできるといいですね。
 「もんもの木」で、わらべうたを歌ってあげると、子どもはじっとこちらの目を見てくれて、初対面でも心のつながりを感じる瞬間があります。お母さんたちも、子どもにわらべうたを歌ってあげてほしいなと思います。
どこでお茶会したの? 「もんもの木」
わらべうたや望ましい保育を研究・提唱する、NPO法人名古屋ゴダーイセンターが主宰する親子の集いの場で、幼児教室やわらべうたの会、お母さんのリフレッシュ教室、わらべうた講師養成講座なども開催。
名古屋市千種区仲田2-12-21 
http://monmonoki.moo.jp/