あのねっと 今号の特集テーマ 子育てに、よろこびを感じるとき  
特集2 読者の方に語り合ってもらいました!

特集2 読者の方に語り合ってもらいました!
part1
自分にとって子育てとは?
伊原さん 子育ては、親の忍耐力を養うためのものですね。特に小さいころは、時間に関係なく泣いたり、ぐずったり。私の忍耐力を子どもに試されている気がしました。
村上さん  人を育てる大変さや親として子どもを守る使命を実感しています。うちの子はよく動き回り、少しでも目を離したら危険なので、私もそうして育ったと思うと、いま生きていられるのが奇跡に近い気がします。
栗田さん 私は子どもが苦手でしたが、できてみたらかわいいし、ママ友だちがいるので悩むことはあまりないですね。ただ、ついカーッとなって子どもを怒ってしまうことがあるので、もっと自分を抑えて愛情をもって叱れるようになりたいと思います。
辻さん 子どもの行動やしぐさを見て、自分の小さいころやこれまでの人生をふり返るようになりました。また、子育ては大変と言われますが、どれだけ大変と思うかは人によるので、その違いをみんなで話し合うことが必要ではないでしょうか。
槇尾さん 子どもが生まれてから、子どものいない世界は考えられないし、子育てが生活のすべてと言ってもいいくらいです。今は子どもと一緒にいる時間を大事にしたいですが、叱ることも多いので、もっと上手に接しられたらいいなと思います。
牧村さん 子育てがどんな意味を持つかは人によって違うし、子どもの成長に伴って親の悩みも変わってきますよね。悩みを一つひとつクリアしながら子どもは成人し、どういう子育てをすればよかったかは終わってからわかるもの、というのが私の実感です。目の前の子どもが何を望んでいるかを読み取り、そこから自分なりの子育ての柱を見つけていくことが大事ではないでしょうか。
あなたの「子育ての柱」は?
伊原さん 子どもが小さいころから、おやつの時間は3時と決めています。欲しがるままに与えるとごはんが食べられなくなるし、決まった時間まで待たせることも大事だと思うからです。また、なるべく外に出て人とかかわりを持たせ、いろんなことを見聞きできるようにしています。
村上さん  まだ1歳なので、この子は何を求めているのか、将来に向けてどういう環境を与えてあげればいいかを探しているところです。そのために、幼稚園や保育園の親子の集いなどに参加して、子どもが何に興味があるかに注目しながら遊ばせています。
栗田さん 皆さんの話を聞いて、私は漠然と子育てしているんだなとわかり、何か目標を定めたほうがいいのかなと感じました。子どもの性格や苦手なものは少しわかってきたところです。
辻さん 何を重視するか、幼稚園を選ぶときに考えさせられました。幼稚園によって特徴があるので、子どもの望みや親の方針がはっきりしないと決められないんですね。子育ての柱はまだ漠然としていますが、まずは親が愛情を持って接することが大切なのかなと思います。子どもに、愛情豊かで思いやりのある人になってほしいと願っています。
槇尾さん 子どもにいい環境を与えることが大事だと思います。子どもが小さい今は家庭が環境のすべてなので、親の接し方を含めて家の中をいい環境にするために、あまりテレビを見せない、なるべく電子的なおもちゃを与えない、といったことに気をつけています。
牧村さん 皆さん、しっかりと考えて子育てをされていますね。目標というより、どう育てたいかという柱を持つことで、余裕が出てくると思います。幼稚園の話が出ましたが、保育園に子どもを入れて仕事をする場合、お母さんが「子どもがかわいそう」という気持ちを見せると、子どももその思いを引きずります。だから、子どもには「お母さんが仕事に行く間、あなたは保育園で過ごすんだよ」と伝え、自信を持って行動するといいと思います。