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夏は別荘、冬は雪遊び |
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フィンランドの夏は夜1時ごろでも明るいんですが、冬は明るいのは4時間ぐらいだけ。だから、マイナス20度でも赤ちゃんに厚着をさせてベランダで日光浴させたり、風邪を引いていても窓をあけて外の空気を吸わせたりします。
みんなサマーハウス(別荘)を持っていて、夏休みには僕も湖の見えるサマーハウスで過ごし、虫取りや魚釣りをしました。セミやカブトムシはいなくて、小さい虫ばかりです。誰のカエルが一番よく跳ぶか、友だちと競争したりもしました。
冬は雪が1メートルぐらい積もるので、屋根から雪の上にジャンプしたり、街のスケートリンクや凍った湖でスケートしたり。みんな自分のスケートシューズを持っているんですよ。また、フィンランドではサウナが普及していて、季節に関係なく子どもも1〜2歳からサウナに入って体を温めます。 |
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お父さんも産休&育休 |
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フィンランドでは、夫婦共働きが普通です。仕事はだいたい夕方5時に終わり、家事や子育ては夫婦が一緒にやります。出産後は3〜4日で退院し、お父さんも産休や育休をしっかりとります。3世代同居することはほとんどないので、仕事に復帰するときには保育園に子どもを入れ、夫婦でお酒を飲みに行くときには友だちやベビーシッターに預けます。
子どもは18歳を過ぎると親から独立し、家に帰るのはクリスマスぐらい。フィンランドのクリスマスは24日のイブが重要で、親戚が家に集まって大きなポークを食べたり。そして、フィンランドはサンタクロース発祥の地。本当にサンタクロースがプレゼントを届けに来てくれるんですよ。 |
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小学校に歯科がある |
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フィンランドは税金が高い半面、福祉・教育・医療が充実しています。子どもが生まれると、哺乳びんから服やベビーベッドまで育児用品がそろった「赤ちゃんセット」が国からもらえます。小学校では、教科書はもちろん、ノート・ハサミ・ノリなどの副教材も支給。給食費も無料で、僕が通っていた小学校では希望すれば簡単な朝食も出ました。また、キシリトールの国なので歯のケアを大事にし、小学校の中に歯科があるのが普通。授業中でも受診でき、歯列矯正も無料です。
僕は、あいさつなどのマナーが一番大事だと思っているので、子どもたちには小さいころから教えています。でも、あとは子ども自身が考えること。将来について親がプレッシャーをかけるのはよくないと思っています。 |
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