あのねっと 今号の特集テーマ 「ほめる」子育て  
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「わたしの時間」をどうつくり、何をしていますか?
「子育て中だからこそ、社会とのかかわりは大切」と思う?
将来「やりたいこと」「なりたい自分」とは?
M・K パート 40歳 名古屋市 
夫42歳 長男11歳 長女8歳 義父73歳 義母71歳  

パートで世界が広がった
パートが午前中に終わるので、帰ってきてからお昼までゆっくりお茶を飲みながら新聞を読みます。夜は、子どもが寝たあと主人が帰ってくるまでの間、ビーズでアクセサリー作りをしたり、本を読んだり、ビデオを見たりしています。
パートに出る前は、家族以外ではママ友としか交流がなく、自分の世界がすごく狭いような気がして気が滅入ることもありましたが、働くようになって子どもと関係なくいろんな年代の男性・女性と話をするようになり、ずいぶん気持ちに余裕が持てるようになりました。自分にとってはとてもよかったです。
今のパートは午前中だけなので、子どもが2人とも中学生になったら、もう少し長く働こうかなと考えています。
プーママ 大学非常勤講師 45歳 名古屋市 夫46歳 長男11歳

別の居場所があればこそ
夜9時半までに子どもを寝かせ、そのあとの時間は仕事(本業とボランティア活動にかかわる仕事)をしたり、DVDを見たりしている。夜中にパンを焼くこともあり、こねている間や焼きたての香りは、リラックス効果があるように思います。
社会と言っても、保育園や幼稚園や近所の人とのかかわりでもいいと思います。一番危ないのは、ひとりで子育てしなくちゃと思うことなので、人とのかかわりを積極的に持って、違う視点からも子育てを考えられるようにするといいと思います。
子どもの世界とは全く別の世界で、自分の居場所を持っておくことを目指してきました。他の居場所があることで、子育てに悩んでも思いつめずにやってこられた気がします。
トラトラのママ 主婦 23歳 名古屋市 夫28歳 長男2歳 次男1歳

社会とかかわる余裕がない
子どもを夜8時ぐらいには寝かせて、それからが自分の時間です。雑誌を読んだり、パックをしたり、ネイルをしたりします。
基本的にはそうだと思います。でも、子育てで手がいっぱいで、なかなか社会とのかかわりを持つことは難しい気がします。
いつかは自分も働いてお金を貯め、家族で海外旅行に行きたい!
J・A 会社員 41歳 名古屋市 夫48歳 長女12歳 次女9歳 義母

フルタイム勤務を卒業したい
なるべく子どもが早く寝る環境・習慣をつくる。子どもが寝たあとが自分の時間です。通信講座や検定試験の勉強(仕事の一環)、インターネットで調べもの、メールで友だちと情報交換などをしています。
そうだと思う。いやでも子どもを通して近所の人とのつきあいが広がるし、学校ではPTA活動など、仕事以外にも社会とのかかわりはいくらでもあると思う。フルタイムで働いていると仕事だけで1日が終わってしまうので、専業主婦の人のほうが活動的で社会とのかかわりも多いように思います。
勤続18年のフルタイムワーキングマザーです。フルタイムで働くことのすばらしさ・楽しさは十分にわかっているが、「わたしの時間」がなさ過ぎる。そろそろ仕事半分、わたしの時間半分にして、今までできなかったことをやってみたい。まずは昼寝とか(笑)。学校行事にフル参加したり、ママ友とのランチや趣味の講座など、いろいろやってみたいです。
秋田あや子 パート 37歳 犬山市 夫38歳 長男12歳 次男8歳

子育ての向こうに社会あり
仕事に行かない曜日は、午前中に買い物に行ったあと昼ごはんを食べて、子どもが帰るまでの30分ほどが「わたしの時間」です。ピアノの練習をすることが多いです。早朝、長男の弁当を作り終えたあとの15分ほどで、コーヒーを飲みながら新聞を読みます。
「社会とかかわらなければ」という考えは、自分を追い込むことになるのでやめたほうがいいと思う。子育て中だからこそ、社会から離れて子どもとのかかわりに重点を置いてもいいと思う。育児や子どものニュースに関心が向くので、新聞やインターネットを通じて育児や子どものことについて考えるだけでも、十分に社会とかかわっていると思う。
大学院に行って、児童心理学を学びたい。
K・M 公務員 35歳 長久手町 夫34歳 長男1歳

夫とゆっくりビール
うちの子はなぜかほとんど昼寝をしないので、起きている間はとにかく外遊びなどで思いきり子どもにつきあって遊ぶ(家事も二の次)。そして、お風呂に入ったあとはさっさと寝てもらう(あくまで理想ですが…)。だいたい21時以降は大人の時間です。夫とゆっくりビールを飲んだり、おやつを食べたり(だから、なかなかやせられないです)。もしくは本を読んだり、パソコンを見たり。ささやかな「わたしの時間」です。
「大切」と言われても困ってしまうなあ、というのが正直な気持ちです(なかなか物理的に難しいと思います)。でも、近所の方々と会話をするようになったのは、子どもが生まれて連れて歩くようになってからです。子どもをきっかけに会話が生まれました。これもひとつの「社会とのかかわり」かなと思っています。
「母」としての存在だけでなく、ひとりの女性として社会人として、いろいろな顔を持っていられたらと思います。