あのねっと18号今号の特集テーマ 子育て家族のお父さん
あのねっと入手についてのご案内
子育て支援センター ファミリー・サポート・センター

小学生と保育園児の父親です。子育てにかかわりたいのですが、母親と同じようにはなかなかできません。どう考えてかかわればいいのでしょうか。

母親と同じようにかかわりたいと思うのはすばらしいことですが、母親と同じようにする必要はないと思います。ただ、男性なりのやり方があるとも思いません。ごはんを食べさせる、お風呂に入れるなど、子どもにとって必要なことを、自分で責任を持ってやれればいいのではないでしょうか。ぼくも、妻が体を壊したときに父子家庭状態を経験したことがあります。そのときは大変でしたが、やればできるという自信ができました。いつもやっている母親の方が上手なのは当然です。やり方が下手でもやっているうちに慣れますし、子どもにとっていいようにという心づかいをしていれば、身についていくと思いますよ。
夫婦で一緒に子育てをしたいのですが、夫はなかなか協力してくれません。どうしたら、夫にその思いをわかってもらえるのでしょうか。
ぶつかり合うことを恐れず、伝えるべきことは伝えることが大事だと思います。しばらく冷戦状態になったとしても、ケンカをしながらお互いのことをわかっていくわけですから。ケンカになったから言いたいことを引っ込めるというのが、一番よくないですね。一旦は引っ込めたとしても、あきらめずに繰り返し繰り返し、いろんな表現を使いながら思いを伝えてください。また、それと同時に、相手の思いを聞いてあげることも必要です。ただし、相手のことがわかるからといって、自分の思いを納めてしまうと、思いが蓄積されて何年後かに噴出しかねません。相手を理解する努力をしつつ、自分の言うべきことを言って、ふたりで考えるというスタンスを大切にしたいですね。