あのねっと18号今号の特集テーマ 子育て家族のお父さん
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子育て支援センター ファミリー・サポート・センター
 甚目寺町には4つの児童館があり、ここ中央児童館は、総合福祉会館3階の全フロアを使用して設けられている。フロアの中央には、明るく広々としたスペース「なかよし広場」。今日は月2回開催の「ちびっこあつまれ」の日で、就園前の子どもとお母さん40組が集まった。
 まずは、音楽に合わせて親子でのびのびと体操。続いて輪になって行進し、「ピーッ」と笛が鳴ったら止まってしゃがみ、今度は反対回り。だんだんコツをつかみ、お母さんも子どももテンポよく体を動かす。
 体がほぐれたところで、次はテーブルについて工作の時間。題材はお正月飾りの門松で、トイレットペーパーの芯に色紙を巻き付けて本体を作り、鈴と折り紙のコマを飾って仕上げていく。子どもたちは、お母さんに手伝ってもらってノリを付けたり、コマに絵を描いたり。飾りの鈴の音が気に入り、完成後に振って遊ぶ子もいる。
 工作のあとは、大きな立方体を積み重ねたボックス型シアターと人形を使って、スタッフが「ニコニコ劇場 雪だるまさんのプレゼント」を上演。ストーリーに合わせてボックスを回転させるダイナミックな場面展開に、子どもたちは引きつけられ前に詰め寄っていく。ボックスは、最後にリボンの付いたプレゼントの箱に変わり、ふたを開けると手作りの小さな雪だるまがたくさん。「メリークリスマス」の言葉とともに、一人ひとりの子に雪だるまが手渡された。
 3歳と1歳の子を持つ夏目美由紀さんは、階下の保健センターに予防接種を受けに来たときに児童館のことを知り、「ちびっこあつまれ」に参加するようになった。「初めはみんなの輪に入れなかった子どもも、先生のおかげで自分からあいさつできるほどに変わりました。私も友だちができ、幼稚園の情報などを教えてもらっています。ここなら安全に遊べるしおもちゃもあるので、午前中はよく来ているんですよ」と話す。
 衛藤絵美さんも3歳・2歳のふたりの子を連れ、友だちと一緒に参加している。「子どもも私も楽しんでいます。『レッツ・プレーイング』にも参加しているので、毎週ここに来ているんですよ。家の中だけで過ごすより楽しいし、親子で遊ぶならここでという貴重な場所です」。また「手作りの誕生日カードや人形がもらえて記念になる」「準備や段取りがいい」といった声も聞かれた。
 衛藤さんの話にあった「レッツプレーイング」を含め、中央児童館では他にもゲーム・運動遊び・工作など、幼児・小学生や親子が楽しめる遊びのプログラムをいろいろ用意。「あそびの部屋」「おもちゃの部屋」など、自由に遊べるスペースもある。
児童厚生員の水野孝子さんらは「夏休みや冬休みなどには、朗読ボランティアさんが絵本の読み聞かせをしてくださっています。ひな祭りや七夕祭りなどの季節行事は、総合福祉会館を利用するお年寄りたちと一緒に楽しんでいるんですよ」と話す。
 住宅街から少し離れた総合施設という立地条件から、児童館があることに気づきにくいが、「健診を受けに来たついでなどに、気軽に立ち寄ってほしい」と話している。
【連絡先】
甚目寺町大字西今宿字馬洗46 
総合福祉会館3F TEL 052(444)1177
【どんな活動しているの?】
定例行事
●ちびっこあつまれ
 毎月第1・3木曜日、午前10時30分〜。親子遊びなどを実施。
●レッツ・プレーイング
 毎月第2・4木曜日、午前10時30分〜。親子遊びなどを実施。
●ひよこちゃんクラブ
 毎月第2・4金曜日、午前10時30分〜。親子遊びなどの自主活動(登録制)。
●ぬりえ大すき
 毎月第1・3金曜日、午前10時〜12時、午後2時〜4時30分。
●トライしよう
 毎月第1・3土曜日、午後2時〜。ゲームや運動遊びを実施。
●チャレンジしよう
 毎月第1・3火曜日、午後3時30分〜。運動遊びを中心に実施。
●工作あそび
 毎月第2・4火曜日、午後2時30分〜。
●みんなで一緒にかざろう
 毎月1回。季節に合わせて壁に飾りつけ。
●ハンドメイドクラブ
 毎月第2・4土曜日、午後2時〜。小学生対象(定員制)。
●季節行事
 豆まき・ひな祭り・七夕祭り・クリスマス会など。
【施設概要】
付帯施設
 なかよし広場・あそびの部屋・おもちゃの部屋・お話の部屋・トンカチの部屋・本の部屋ほか
開館時間
 月〜土曜日、午前9時〜午後5時
 休館日:日祝日・年末年始