子どもたちが、メディアを通して、新鮮な視点で世界に主体的にかかわり、気づきを広げ、新しいコミュニケーションや表現を可能にする、メディアに関わる遊びのプログラム(メディアアート作品、装置、ワークショップ、パフォーマンス等を含む)を全国募集します。入賞作品を3作品程度選考し、愛知県児童総合センターとの共同企画として発表します。

企画終了

汗かくメディア2013も実施します。お楽しみに!

コンセプト

アートと遊びと子ども

子どもたちが健全に発達するためには、遊びが重要な役割を担います。自由に自分を表現し、認められ、受け入れられる体験をすることや、遊びという緩やかなルールの中で他者との間で自分自身を確かめることは、自分の感性に自信を深め、自分自身の確かな存在を持つ基盤となります。
愛知県児童総合センターでは、1996年の開館以来、「アートと遊びと子どもをつなぐプログラム開発」として、子どもたちがアートを介して、五感を駆使し、新たな[人・環境・素材・発想]と交流することにより、[遊び]を活性化させるプログラムを全国から公募してきました。
私たちが子どもたちの想像力を刺激する遊びの仕掛けとして[アート]に着目したのは、アートに内在する、固定概念を問い直し、自由に発想し表現する姿勢が、子どもの成長の力となる[遊び]と多くの共通点を持つと考えるからです。ここでいう[アート]とは造形や音楽の分野にとどまらず、子どもたちを日常の縛りから開放し、身近な環境との新しい出会い、交流を可能にするような自由な発想、あらゆる表現方法をさすもので、遊びのきっかけになるものです。

メディアと遊び

近年、急速に私たちの生活の中に大きな位置を占めるようになったデジタルメディアを始め、「メディア」の発達は、物理的距離や時間を超えたくさんの情報に接触することを可能にし、同時に新しいコミュニケーションや表現の幅を飛躍的に広げてきました。そして歴史的に、どのメディアにおいても、新しいメディアとの付き合い方を模索する時期があり、現在もデジタルメディアと子どもたちの付き合い方については模索中といえます。
デジタルメディアに限らず、子どもとメディアとの新しい関わりを模索したいと思います。子どもたちが「メディア」を介して身体も心もワクワク動かし、新しい世界に主体的に関わっていけるような[遊び]が求められています。