あのねっと 今号の特集テーマ 子育てに、よろこびを感じるとき  

特集1 モニターの“ホントのところはネ”子育てで、感じること
質問1 子育てでよろこびを感じるのは、どんなとき?
質問2 子育てでつらいと感じるのは、どんなとき?
質問3 子どもとの生活で得たものは何ですか?
answer part1
M・A 34歳 主婦 日進市 夫38歳 2歳(男)

家族という幸せ
1 家族と一緒にいる時間。夫の仕事が休みの日に、一緒に朝ごはんを食べ、みんなで遊びに行ったり、買い物に行ったり。お風呂も一緒に入り、みんなで寝る。そんな当たり前の日常の中で、息子が「みんな一緒だと楽しいね」と言ってくれるときに、幸せを感じます。(夫の答え…子どもの大爆笑)
2 自分の体調が悪くても休めないとき。いつものようにアクティブに「遊んで」とせがむ息子を、感情的に怒ってしまう。ひととおり感情をぶつけたあとに自己嫌悪に陥り、自分のふがいなさを感じます。(夫の答え…自分の時間がない)
3 自分の将来に「子どもの成長」という楽しみが増えた。家族という幸せ。(夫の答え…人のことを考えるようになり、人に優しくなれた)
K・I 37歳 会社員 豊橋市 妻34歳 5歳(男) 2歳(男)

よき父親として
1 下の子が生まれたときに上の子は3歳で、まだ自分のやりたいことで頭がいっぱいだったようですが、今では一緒に遊んで優しく気づかう光景も見られます。仲良く遊んでいる姿を見ると、子どもの成長によろこびを感じます。
2 下の子の成長を上の子と比べてしまい、ちょっと不安になることがあります。それ以外は、せわしい日々ですが、つらさを感じたことはありません。忘れてしまったのかもしれません。
3 子どもに教えられることがたくさんあります。家族で味わえるその時々の出来事が、自分の人生の柱になっていると思います。また、自分もよき父親として、生き生きと前向きに生きていかなければいけないなと考えるようになりました。
ケチャップ王子 35歳 主婦 三好町 夫37歳 3歳(男)

子は親の鏡
1 子どもが友だちと楽しそうに遊んでいるとき。
昨年までは、公園の砂場などに連れて行ってもひとりで遊んでいたが、幼稚園入園後に変わった。「貸して」「どうぞ」のやりとりや、「どうしたの?」と友だちを気にかける、悪いことをしたときに「ごめんなさい」と謝るなど、着実に人間関係の基礎を築いている。
2 子どもがぐずるとき。とても頑固なので、感情的に怒ってしまうときがある。私の体調が悪いとき。パパが帰ってくるまで、食事・お風呂・寝かしつけなど、ひとりで頑張らないといけない。幼稚園でうまくいかないとき。先生とのかかわりが難しいときもあり、つくづく子育ては大変だなあと感じる。
3 子どもを見ていると自分に似ているなあと思う。「子は親の鏡」と言われるが、まさに自分の言動や接し方が子どもに影響するのを痛感。子どもを通して自分を見つけ直すことがある。子どもを通じたお友だちができ、子育ての悩みを相談できる。
T・G 38歳 主婦 長久手町 夫37歳 3歳(男) 3歳(女)

人の道を学ぶ
1 子どもたちがふたりで楽しそうに遊んで、一緒に歌っているのが聞こえると、幸せだなと感じる。今まで何でも母任せだった子が、自分でいろいろできるようになるたびにうれしく思う。私のために何かしてくれたとき(たとえば母の日に幼稚園で私の似顔絵を描いてきて「ありがとう」と言ったり)は、感動もひとしおです。
2 片づけても片づけても部屋が散らかる。思いどおりのスケジュールで進まない。集中したいときに何度も中断させられ、1からスタートのくり返し。あきらめればいいのに、時間が足りないと思い、焦り、あがいているときが一番つらいです。
3 我慢と忍耐を覚えることができた。肉親の大切さや感謝を感じられるようになった。人として何が大切かを教えられている気がします。
プーママ 45歳 大学非常勤講師 名古屋市 夫46歳 12歳(男)

何十倍も充実
1 子どもがのびのびと遊んでいるとき。
ふだんの何気ない会話の中で、子どもの優しさを感じたとき。
2 介護や自分の仕事とのバランスで、子どもに我慢をしてもらわないといけないとき。100%子どもにエネルギーを傾けられないとき。自分の配慮の足りなさから、子どもにつらい思いをさせてしまったとき。
3 子どもを育てることで、自分を改めてふり返ったり、親にしてもらったことのありがたさを感じている。子どもを介してたくさんの人との出会いがあり、それまでの人生の何十倍もいろいろなことを吸収させてもらっていると思う。
こうちゅけママ 42歳 パート 名古屋市夫45歳 15歳(女) 12歳(男) 4歳(男)

親友ができた
1 保育園のお迎えに行って、子どもが「ママ〜」とニコニコと駆け寄り、抱きついてきたとき。並んで歩くときに子どもと手をつなぐ瞬間が、私の中でホワッとした何ともうれしくあったかい気持ちになります。
2 仕事・家事・子育てで余裕がないのに、グズグズ言って甘えてきたり、時間どおりに予定がこなせずイライラしてしまうとき。疲れがたまって身体的にもつらいときに、子どもが元気いっぱいだと、ついていけない私が情けなくなります。
3 子どもを持たない人生だったら、自分がもっと身勝手になっていたのではと思う。短気な私が、少しはのんきになれたし、辛抱強くもなれたと思う。父や母の苦労がわかってきたし、生きることの責任感も生まれてきた。何よりも、子どもを通じていろんな世代の母と知り合え、親友と呼べる友もできた。