栄養士らが、より充実した
給食づくりをめざす給食部会
保育園の給食スタッフ同士が学び合う場に、「愛知県小規模保育所連合会・給食部会」という組織がある。現在18の保育園から栄養士や調理師が参加していて、どんぐり保育園の北方さんもその一員だ。「給食担当者の力量
を高め、保育園の給食をより充実させる」ことが部会の目的で、和食を中心とした給食づくりを基本に、子どもたちの心と体を育む食のあり方を探っている。
月1回の部会では、保育園の視察・交流や調理実習などを行い、12月は「行事食・クリスマス」をテーマに、調理実習を実施。アレルギー対応を考えながら作り、クリスマスらしい飾りつけで仕上げた後、みんなで試食し感想や意見を出し合った。
部会には経験1、2年の給食スタッフからベテランまで参加。「特に若い人たちは、ベテランから学ぶ技術や知恵は多いと思うし、みんなここで勉強したことを自分の職場で生かしています」とメンバー。日頃、子どもたちが何気なく食べている給食も、舞台裏のこうした努力に支えられている。
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左から小川美露さん(ひまわり保育園/名古屋)、
廣田多恵さん(春日井第一そだち保育園)、
小山初子さん(かわらまち夜間保育園/名古屋)。
「行事食・クリスマス」。
チャーハンやポテトサラダなどを飾りつける。 |