旬の素材を使った薄味メニュー。 |
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「今日の献立は何ですかー」 給食室の配膳口で3人の園児たちの可愛らしい声がひびく。 どんぐり保育園では毎朝、定刻になると4、5歳児クラスの当番の子どもたちが給食室にやって来て、クラスのみんなに伝えるためにメニューを尋ねる。栄養士の北方幸江さんが、子ども一人ひとりを見ながら「カノちゃんはゆかりごはんと味噌汁、ミチはサバの味噌煮……」と3人に振り分けてメニューを覚えさせると、子どもたちは「わかった!」と元気よく戻っていく。 ここの給食メニューは、肉や魚・豆腐をメインに旬の野菜を組み合わせたおかずと、ごはん・汁物といった和食が基本になっている。ごはんの水加減は冷めても硬くなりにくいようにやや多めにし、おかずの味つけは「素材そのものの味を知ってほしいから」と薄味にしている。 |
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