偏食気味、食が細い、あるいは病気がちなど、わが子の健康にかかわる心配は尽きないものです。つい目先の様子が気になってしまい、その子の個性や成長過程と見られないことも、悩みのタネを増やす要因のひとつかもしれません。
そこで、子どもの体と心の健康づくりについて、各家庭の実状や専門家のアドバイス、さらには保育園の給食への取り組みを参考にしながら、改めて考えてみることにしました。


例えば偏食について、「ほめたり、食事づくりに興味をもたせたりする心のゆとりも大事」と保健婦の永坂先生。また小児科医の阪先生は「幼児期の個人差による好き嫌いと、偏食とは区別する必要がありますね」とアドバイス。

親にとって日ごろ気にかかることが、子どもの食と健康。「食べなさい!」とか「大丈夫?」と言う回数も多くなってしまう。「他の人はどうしているんだろう?」と思う方は、モニターの方々にアンケートによりお答えいただきましたので参考にご覧ください。

「おいしさは、単に味だけでなくいろんな要素が混ざり合っているんです」と栄養士の北方さん。1才から5才までの子どもたちが「ふつうの食事」をどうやって「おいしく食べている」かを、保育園給食に密着取材して実感!