編集部 |
次に、ケース2のように比較的狭いつきあいでの話に移りたいんですが。 |
近藤さん |
基本的に子どもがきっかけでつきあう関係なので、親が好んで仲良くなる相手ではないですから、いろいろあるとは思うんですけど。でも、子どもがある程度大きくなってサークルが終わっても、気が合う人とはつきあえるので、そういう人が見つかるといいなと思います。 |
伊藤さん |
考え方が違うなら、遠ざかっていいんじゃないのかな。ズレを感じながらも一緒にいるとストレスになるから、ほかに同じ方向の人たちを探して一緒にやっていけるといい。ただ、違うなと思っても一緒にいると安心という場合もあるかもしれない。
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冨山さん |
私は日高さんと5人ぐらいでサークルをつくっているんですが、スタートさせる時点で何でもありにしたんですね。考え方はみんな違うから、楽しく遊びたいねという気持ちさえ一緒ならいいと。これから幼稚園や保育園を選ぶ時にも違いが出てくると思うんだけど、多少の食い違いは目をつぶれるような自分でありたいですね。 |
日高さん |
私は以前、仲良くしていた人で困ったことがありました。うちに遊びに来ていたんですが、だんだん朝から晩までいるようになって、それが毎日になって。初めての子育てで悩むこともあったから、話し相手が欲しかったし、子どもも友だちがいた方がいいと思ったんだけど、生活の中に入って来られると…。おやつにケーキとかあげられちゃうし。 |
冨山さん |
うちは夕飯を5時半か6時くらいに食べるから、4時とか5時に子どもにお菓子やアイスをあげたりされると困っちゃう。「うちはあげない」と言っても、「うちは8時くらいにご飯だからいいの」と言って、うちの子の目の前でその子に渡されると、うちの子も欲しがる。「うちは食べないから、あなたの子どもにも食べさせないで」とまでは言えないし。 |
伊藤さん |
そういうことは、祖父母がいるとよくあることですよね。「ちょっと今はやめといて」と言っても、「どうってことない」って。気持ちはありがたいのでその場は受け取り、その日のご飯はビスケットだけだったという時もある(笑)。それで、もし子どもがその時のことを思い出して、「ご飯はポテトだけでいい」とか言った時には、「前はこうだったけれど、本当はちゃんとご飯を食べてもらいたいから、食べようね」と説得すれば、伝わるのかなあと思います。 |
日高さん |
それに「まあいいや」と思うところもないと親は苦しい。
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伊藤さん |
そうだね。私はその場は「まあいっか」と思う方かな。どうしても譲れないことは、「これだけはダメ」と言えるかもしれない。 |
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