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プレイセラピーの遊び道具には
ボクシングセットやスポーツチャンバラもある。
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軽い気持ちで習いごとや早期教育を始めても、いったんそのレールの上に乗ると、親は「上達させねばならない」「続けさせねばならない」と思い込み、軌道修正ができなくなってしまうのかもしれない。
「いま悩んで苦しんでいらっしゃる方には酷な言い方になりますが、原点に戻って迷ったり悩んだりすることも大事だと思います。悩むことは悪いことと思って、悩まずにマルかバツかを決めてしまう傾向があるようですが、悩むと『ねばならない』という気持ちがトーンダウンするんですね。そうすると心に余裕ができ、本当は自分はどうしたいのか、子どもはどうしたいのかが見えてきます。子どもの方もそういう親の変化を見ると、自分のことを心配してくれているんだなと見方が変わり、ゆとりが出てきます。
また、子育てにまわりの人を巻き込むことも必要ですね。自分だけの責任だと『ねばならない』という方向に行ってしまいますが、たとえ夫に『お前の好きにしろ』と言われても、話し合っていれば結果責任は半分になりますから。できるだけ『ねばならない』を減らすことが大事ですね」。
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