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代表の丸山さん |
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親同士のつきあいには、同じ状況におかれている者として共通の楽しさもあれば、子どもが絡むがゆえの難しさもある。そういう親同士の関わりを、子育て支援の現場にいる人たちはどのように見て、どんなサポートをしているのか。そんな興味から、名古屋市で親子教室を主催する、子育て支援のNPO「まめっこ」のスタッフの皆さんにお話をうかがった。
まめっこが主催する親子教室について、代表の丸山政子さんはまずこう話す。
「この親子教室は、乳幼児を持つお母さんたちに、子どもとのいい関係や女性としての生き方を探ってもらうのが目的です。お母さん自身が持つ力を引き出しながら進めていくので、そのためにお母さん同士をつなぐのも私たちの仕事。お母さんたちは、自分を表現してもいいとわかれば、自らお互いの人間関係をつくっていくので、自分を出せる場をつくろうと心がけています」。
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まめっこ親子教室は、各会場とも1〜3歳の子どもとその親15組前後が参加している。週1回開催する約2時間半の会では、遊びとディスカッションの時間を設け、それぞれ担当スタッフがリードする。
スタッフと参加するお母さんたちとの関係について、走出裕子さんは言う。
「ふつうの親子教室だと、参加者と先生という上下の関係になりがちなんですが、まめっこの場合は『私たちは先生ではないですから』と初めに話すんですね。対等な関係でいたいので、子どもも含めて名前で呼び合うようにしているんですよ」。
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まめっこのスタッフは全員子どもがいて、参加者にとっては先輩のお母さん。かつて、まめっこ親子教室の参加者だった人もスタッフに加わり、それぞれの経験や専門性を活動に生かしている。
親子教室では、お母さん同士がじっくり話せるように、ディスカッションを行う30〜40分間は親子を分離する。分離と言ってもほとんどの場合、同室にディスカッション用と託児用のスペースをつくり、無理には子どもを離さない「ゆるやかな託児」だ。そして、参加者はディスカッション組と託児組に分かれ、お互いに子どもと遊ぶという方法をとっている。 |
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走出さん |
まめっこの存在意義について、丸山さんはこうも言う。
「今の子育て環境は、子どもを預けるか母子密着かの両極端なんですね。でも、その中間が必要な時期があるので、その部分をまめっこがサポートできればと思います」。
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