午後3時30分 「子どもたちをお願いします」
 太田鴻志くん(5歳)・蒼良くん(3歳)兄弟の元気のいい声が、岡崎市ファミリー・サポート・センターの援助会員・新井洋子さん宅の玄関先で響く。
 今日はこの兄弟の母親・宏子さんが専門学校へ行くので、自宅から車で10分の新井さん宅に子どもを預けに来た。宏子さんが通 学するのは日曜日で、いつもは夫が子どもの面倒を見ているが、この日は出張で留守のため、援助会員の紹介を頼んだ。新井さんに依頼するのは4回目。子どもたちはすっかり慣れた様子で新井さんとおしゃべりし、わが家のようにリラックスする。これなら宏子さんも安心して出かけられる 。
午後3時30分〜8時 砂遊び、室内遊び、そして夕食。
 子どもたちは持参したおやつを食べ、30分ほど家の中ですごしたあと、新井さんと一緒に隣の公園へ。新井さんはふたりにせがまれ交互にブランコを押したり、砂場で遊ぶ姿を見守ったり。日によっては、5分ほど歩いて違う遊具のある公園へ行くこともある。暗くなる前に家へもどり、新井さんが夕食の準備をしている間、新井さんの夫が遊び相手になる。以前は夕食として、宏子さんがおにぎりを持たせていたが、実費を支払って用意してもらうようになった。夕食後は、お迎えの時間までアニメビデオなどを見てすごす 。