アルミ缶をギュッと握りつぶしたこと、あるよね。どんな感じだった?大きな音がするから、びっくりしちゃった子もいるはず。モノを握ってみると、いがいに楽しいよ。枯れ葉、緑の葉、泥土、石、ミカンの皮や身、トマト、豆腐、いろんなモノをそっと握ったり、ギュッと握ったりしてみよう。感触を絵や言葉などで表現すると、どうなるかな。

愛知県児童総合センターの、あそびだよ。
この夏も人気でした。

20数種類の体験カード(館内のあそびや企画展示などを深く体験するきっかけとなるカード)のうち、自分の好きなあそびのカードを選んで、センターの中や外を駆け回って遊びます。体験のコーナーや、センターのまわりの「自然のふしぎ」に、知らないうちに出会えます。スタンプラリーもあります。
館内をよく知るために、5カ所に設置されたスタンプを押してくる。
スタンプラリーを終えると、体験カードにチャレンジできる。
カードにはおおよその難易度が示してあり、幼児から小学校高学年までそれぞれが自由に選び、体験することができる。
あそびをやめるときは、ゴールコーナーに行く。(体験カードは、どれを何枚行ってもよく、いつでもやめることができる。)
ゴールで体験カードはとじられ、終了のスタンプを押してもらえる。
体験カードの例
●土のある場所を探して、カードについているシールに土をペタッとつけてみる「土のカード」
●知らないお友だちに声をかけて、名前や年齢、好きな動物を聞いてみる「インタビューのカード」
●拾った葉っぱをはり付けて数日たってから見てみる「はっぱはどうなるの!カード」
●外の広場で、気に入った自然のものをひとつ見つけてくる「みんなであつめよう!カード」
ひたすら地面に穴を掘ってみよう。土の色を見る、手で触ってみる、土の中にすむ生き物に触れてみる。穴の中に入ってみる。どんなことを感じるかな。思ったことを、あぶらぶ担当まで、教えてください。
掘っていい場所かどうか、家の人に、たずねてからあそぼうね。
ずっと大昔には、どんな植物が生えていたんだろう。想像した植物を、自由に作ってみよう。みんなが作った原始の植物を集めると、大きな森が完成するよ。
竹または木の枝(長さ20cmぐらい、中央にドリルで6ミリの穴をあける)、紙やすり、木工用ボンド、色うす紙、紙ひも、麻ひも、展示用の棒(角材に5ミリの太さの丸棒をさしたもの)
竹や木の枝のザラザラを、紙やすりでこすって取る。
木工用ボンドで、いろいろな材料を飾りつける。
展示用の棒に、串ざしにして飾る。
できあがった森で、みんなで物語を作ってみるのもおもしろいよ。
腐ったモノを、ほとんどの人は捨ててしまうし、見たくないと思っている。臭いから?きたないから?そこで、植物を本の中に閉じこめたら、どんな姿になっていくか、というあそびを考えてみたよ。時間とともに、変わっていく本をじっくりと見てみよう。
和紙、サラダ油、刷毛、ファスナー付きポリ袋(大)、新聞紙
植物を採集しよう。
集めた葉っぱなどを、たたいたり、煮たり、塩でもんだりして、柔らかくする。
和紙を広げ、全面にサラダ油を刷毛で塗る。
柔らかくなった葉っぱを広げて、紙の上にのせ、上からもサラダ油を塗ろう。
もう一枚の和紙を上から重ね、さらにその上から全面にサラダ油を塗る。この時、紙と紙の間に入った空気を刷毛で押し出すようにするのがコツだよ。
ぴったりくっついたら、クリップでつるして乾かそう。乾いたら、ファスナー付きポリ袋に入れて、他の人の作品ととじ合わせて、本にする。
●このあそびは、遊びのアーティスト・どろろさんこと、たなかもといさんが考えました。
作業をするときに、油が垂れるから、下に新聞紙をしくといいよ。植物がどんなふうに、変わっていくのかな。写真や絵で記録しておくといいね。
「こんなことして何になるの?意味ないじゃん。」という子どもたちもいたけれど、意味がないからおもしろいってこともあると思うよ。お父さんやお母さんが何か言ったって気にしない。心の底から好きだといえるものを見つけよう。