「つなげる・つながる」。何がつながるんだろう、なにができるんだろう、何とつながっていくんだろう、「つなげる」「つながる」という言葉には人をワクワクさせる不思議な響きがあります。
積み木を積み重ねてお城をつくったり、木を組んで橋ができたり、糸が編まれて布や服ができたり。なにかを一つ一つ、積んだり、結んだり、くっつけたりしていくと、大きなものができあがります。それは、一つだけ、二つだけでは味わえない驚きと達成感をもたらしてくれるものでもあります。
愛知県児童総合センターでは、過去2回同じテーマであそびを実施してきました。誰かと気持ちがつながることや、自然の中で命がつながること、声が届くこと、カタチがつながっていくことなど、さまざまなものがつながっていることを確かめたり、さまざまなものをつなげたりすることを体験しました。
3回目となる今回の「つなげる・つながる」あそびでは、一つだけでは完成しない、一人だけでは体験できない、愛知県児童総合センターにあそびにきた、たくさんの人と「なにか」をつなげて、大きな「なにか」をつくります。企画の期間中をめいっぱいつかって、みんながつながる、つながったことを体感する、特別な空間が生まれます。
◎みんなであそぶプログラム(会期中毎日、10:00-16:00)
みんなと「なにか」をつなげて、大きな「なにか」をつくりだすあそびです。
つながりジャンクション(あそびのスタジオ1)
土の粘土で橋をつくってみんなでつなげていくあそび。
つながるきもち(あそびのスタジオ2)
2組のカードの中から2人同時にカードを引く。気持ちがつながったら同じ「もよう」がでるかも。
つながるダンボール(あそびのスタジオ2)
ダンボールをみんなでつなげて、へやいっぱいに飾ります。
つながる迷路(あそびのスタジオ2)
ガラス面に道ゲージをつかって水性クレヨンで道をつなげて描きます。
つながるスゴロク
松村淳子さんによるあそびのプログラム
館内全体を使ったすごろくあそび。すごろくのマス内の指令を事前に募集し、みんなでつなげたすごろくであそびます。
◎あつまるあそぶプログラム
つながるアニメ実験室・コマドリ
デジタルカメラをつかってコマ撮りアニメーションをつくります。
とき:1月10日(土)、11日(日)、12日(祝) 14:00-14:30(受付30分前)
対象:小学生以上の子ども
定員:10名
つながるアニメ実験室・フィルム
16mmフィルムに模様をつけ、フィルムをつないでアニメーションをつくります。
とき:1月17日(土)、18日(日) 14:00-14:30(受付30分前)
対象:小学生以上の子どもと大人
定員:20名
◎たべるあそぶプログラム
つなぎ
そば粉につなぎをいれて、ねって、のばして、切って、食べます。
とき:会期中の日曜日 (11:00-12:00)
対象:家族
定員:6組
受付:抽選(30分前に参加者全員2階キッチンスタジオに集合)
◎ アニメ「コズミック・ズーム」の上映
宇宙の果てから原子核の世界まで、時空の果てしないつながりを感じます。
(監督エヴァ・スザッズ カナダ国立映画庁1968年)
日時:会期中の日曜日16:00-16:20
※ボランティアが行うため実施しない日もあります。
◎ACCC畑プロジェクト
畑をゆっくりのんびりつくっていくプロジェクト。私たち生きものと太陽、空気、水、土とのつながりや、植物が成長するゆるやかな時間を感じます。
とき:12月27日(土)1月10日(土)17日(土)10:00-13:00
対象:5才以上の子どもと大人(保護者同伴)
□終了したプログラム
あつまるあそぶプログラム「つながりオニ」(終了しました)
手つなぎ鬼とはちがって、逃げる方が手をつなぐオニごっこ。
◎特別プログラム「丸太の皮を剥いで割るっ!」(終了しました)
駒田尚人さんによるあそびのプログラム
檜や杉など木の丸太の皮をはぎ、くさびをつかって縦に割り並べて飾る
◎大学連携プロジェクト(終了しました)
名古屋芸術大学美術学部の学生が考えたあそびのプログラムを実施しました。
とき:12月21日(日)
「カオまぜまぜ」
三枚の段ボールに「目」「鼻」「口」をそれぞれ描いていきます。
描いたパーツを山に入れてまぜて、中から1枚づつ選びます。
できた顔をつなげて吊るして飾ります。
「つながる手と手」
絵の具を落とした手袋をはめて、お題にそって手をつなぎます。混ざり合う色を大きな紙に手形で塗ってツリーにします。使い終わった手袋はつないで飾ります。
「世界をデザイン」
クロマキーを使って、ブルーの大きな画用紙に描いた絵を、モニターに映る世界とつなげていきます。