あのねっと 今号の特集テーマ 「ほめる」子育て  
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アイスコーヒー教室で子育てにちょっと一息
 子育てや仕事の合間に、地域の子どもの健全育成を目的としたボランティア活動をしたり、趣味や仲間との交流を楽しむなど、児童館を拠点に、お母さんたちの自主運営で多彩な活動をしている「母親クラブ」。
 常滑市南部にある小鈴谷(こすがや)児童館を拠点とするのは、会員85人の「鈴渓(れいけい)母親クラブ」。会員向けの料理やガーデニングなどの教室を主催し、6月に開催した「おいしいアイスコーヒーの入れ方」では、乳幼児を連れたお母さんたち20人が、水出し専用コーヒーバッグやアイスカフェオレの作り方を体験した。
 挽きたて豆の香りが部屋中に広がるなか、ドリップの仕方やグラスへの注ぎ方など、まずは講師が見せるプロのテクニックに注目。そして、火を扱うときには児童館スタッフに子どもを見てもらって作業に集中し、最後は自分たちで入れたカフェオレとケーキを味わいながら、おしゃべりを楽しんだ。
 鈴渓母親クラブでは、ストレッチやトールペイント、親子遊びなどを楽しむ5つの自主サークルも活動。また、児童館が開催する子ども行事の準備や運営にも協力している。
 常滑市では、8つの地域にある児童館・児童センターでそれぞれ母親クラブが活動し、連絡協議会をつくって情報交換や親睦を図っている。
子どもが安心して遊び、実体験と異年齢交流ができる場に
 常滑市の8つの児童館・児童センターは、1979年から1983年に開館。現在、全館をまとめる澤田千恵子館長のもとで、小学校などと連携しながら、地域の子どもたちが気軽に利用でき、仲間と一緒に楽しく安心して過ごせる場所づくりに努めている。
 各館では、遊び場を提供すると同時に、クリスマス会などの季節行事や、ヨシの葉でだんごを包む「よしまき作り」などの伝承行事、スポーツ大会などを開催し、さまざまな実体験と異年齢交流を促進。毎週土曜日には、料理・工作・スポーツなどを楽しむ「子どもクラブ」が活動している。
 また、8館合同イベントのひとつとして、毎年秋に大曽公園で開催する「じどうかん風の子フェスタ」には、300人以上の子どもが参加し、自然に触れながらチームで力を合わせて難関をクリアするゲームを楽しんでいる。
 大きな児童館行事には外部ボランティアのサポートもあり、小鈴谷の児童館まつりでは、日本福祉大学のサークルや小鈴谷小学校の音楽部、南陵中学校の生徒などが手伝っている。
 8館のうち4館(中学校区に1つ)には、共働き家庭などの子どもが放課後や学校休業日に過ごせる児童育成クラブがあり、定員を大幅に上回る館もあるなど利用者は年々増えている。
「楽しんでストレス解消を」
会長 盛田由紀さん(お子さんは13歳・7歳・5歳)
 クラブ運営では、みんなが楽しめてストレスが解消できるようにと心がけています。教室の内容は、その時みんなの興味があるものを選び、お友だちからの情報などを参考に講師を探しています。児童館の方もサポートしてくださるので助かっています。幼稚園や学校の行事もあり、仕事をしているお母さんもいるので、児童館行事のための日程調整は大変ですが、講師の方々といろいろお話しできる楽しさもあり、やりがいを感じています。
「新しい体験がいろいろ」
山下裕美さん(お子さんは8歳・5歳・1歳)
 一番上の子が生まれたときに会員になりました。母親クラブの教室では、自分ひとりではできないことも、すべて用意してもらって体験することができ、いま流行しているものを企画してもらえるので楽しいです。アレンジフラワーのサークルにも参加しているんですよ。家にいると「あれダメ、これダメ」と子どもを叱りがちですが、児童館なら伸び伸びと遊ばせられますし、子どもも来たがり、親子遊びや工作を楽しんでいます。

児童館 常滑市小鈴谷児童館

【連絡先】
常滑市大谷字松ケ坪95-2
TEL 0569(37)0623
【施設概要】
●開館時間 午前9時〜午後5時
●休館日  日曜日・月曜日・祝日・12月28日〜1月4日
●施設内容 遊戯室・図書室・事務室・グラウンドなど
【サポート内容】
●年間子ども行事
よしまき作り・ミニソフトバレーボール大会(8館合同)・児童館まつり・敬老の日プレゼント作り・いも掘り・じどうかん風の子フェスタ(8館合同)・しめ縄飾り作り・ハンドベルコンサート・はねつきとこま回し大会・人形劇など
●子どもクラブ
料理・手芸工作・ワイワイ(スポーツやおやつ作り)・パワフル(体を動かす遊び)。
●母親クラブ
教室主催、自主サークル活動、児童館行事への協力などを行う。年会費1,200円(主に子ども行事の運営資金に利用)。母親だけでなく、祖父母や父親なども入会可能。
●児童育成クラブ
常滑児童センター・明和児童館・大野児童センター・西浦南児童館で実施。