子育て中のお父さんを応援するプログラム、父子で描く「くじらのバース」を開催しました。


絵本作家の村上康成さん。
「ヤマメのピンク」シリーズや「さつまのおいも」などをはじめとして、
みなさんにもおなじみの絵本がたくさんあると思います。
今回は「くじらのバース」をきっかけに、命や自然、生きることについて

父子で考えてみようとものです。

 

村上さんが「くじらのバース」を読んでくれました。
ザトウクジラは北の海から南の海まで長い旅をします。
その途中、体に傷がついてしまうような出来事がたくさん起こります。
ザトウクジラの傷はそれまで生きてきた証でもあるのです。
この絵本に込めた村上さんの思いを聞いて、いよいよ「バース」を描きます。

 

100cm×70cmの黒い紙62枚と白い紙7枚を並べてみると、
ザトウクジラっぽいかたちに。

 

それに村上さんが「バース」の輪郭を描いていきます。
今日の「バース」は海の中へ潜って行こうとしていますね。

 

みんなで輪郭にそって紙を切っていくと…。

 

「バース」の姿が見えてきました。
尾びれの欠けたところはサメに噛まれたようです。

 

会場いっぱいにバラバラになった紙が広がって…。

 

「バース」の長い長い旅を思いながら、体についた傷の形や色をイメージしたら、
それを1枚の紙に描いていきます。
お父さんと子どもが同じ姿勢で描いていたり、
お父さんと子どもで1枚の紙に描いていたり、
お父さんの方が子どもより夢中になって描いていたり。
いろんなお父さんと子どもの姿が見られます。

 

村上さんが「バース」の目を描いています。
何やら瞳に映っているものがあるようですね。


黒かった紙がカラフルになってきました。
それぞれの父子が感じたことが、かたちになって表れてきています。

 

バラバラになっている「バース」のからだを
スタッフがあごのほうから順番に並べていきます。

 

60枚以上の紙があるので、すぐには並べられません。
少しずつ、少しずつ、かたちになっていきます。

 

参加したお父さんと子どもたちは、チャレンジタワーのスロープから
「バース」が出来上がっていく様子を見ています。

 

最後にザトウクジラの最大の特徴の長い胸びれにサインをいれます。
参加者全員、名前から1文字ずついれたら「くじらのバース」が完成です。

 

村上さんの歌声とウクレレの音が会場に響きます。
最近、センターでもおなじみになってきたウクレレですが
このウクレレは特注らしくヤマメのカタチをしています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は参加者全員で「くじらのバース」と記念撮影。

今回は村上康成さんの絵本をきっかけにした時間をすごしましたが
お父さんと子どもで楽しむ方法はたくさんあります。
アウトドアでカラダを動かして遊んだり、
親子で料理をしてみたり、
一緒に演奏して音を楽しんでみたり…。

お父さんの得意なコトで子どもとの時間を楽しんでください。

私たちは、これからお父さんの子育てを応援していきたいと思っています。