8月27日・28日の2日間、特別プログラム「土を焼く」を実施しました。

1日目

焼くものをつくる。

乾燥した粘土の板に、泥や絵の具を塗ったり、削ったり、

穴をあけたり、ピカピカに磨いたり、砂鉄を振り掛けたり。

 


外に移動して窯づくり。

陶磁資料館の佐藤さん、陶芸家の中村さん・鯉江さん・阿曽さんに

教えていただきながらレンガと車輪を土台にドーム型の窯をつくりました。

窯の中にはさっきつくった焼くものと炭をぎっしりつめて、

窯の表面には手で泥を塗りました。

 

窯を乾燥させるためのあぶり。

火のついた炭を下に入れ、窯をゆっくり乾燥させます。

するとドーム内に火がついて、煙がもくもく。

次第に泥の壁のあちこちが収縮して亀裂が入り、

ドームの壁が崩落するところも…。

でも亀裂から窯の中の赤い炎が見え、とても幻想的でした。

 


後は窯の番人に任せて解散。

泥の手触りを感じたり、窯から聞こえる音や炎の色、

焼けたにおいを感じたりした一日でした。

 

2日目

夜の雨で窯はどうなっているか心配しながら行ってみると、

窯の壁は焼き崩れ、中が丸見え。

炭化して黒くなっているものもあれば、素焼きのようになっていたり、

偶然にできた模様も楽しいものです。

焼いたものは館内に飾りたいと思います。