子育てレポート 実況中 |
手慣れた様子で1歳のわが子と遊ぶ村瀬克典さんは、今回が初参加。「いつもは母親と来ていますが、『たまには行って来たら』と言われて…。人が多くて疲れます(笑)。仕事の帰りが遅く、子どもと過ごす時間が少ないので、親の方が子どもになついてるという感じ。機会があればまた参加したいです」。 また、夫婦で子ども2人と参加する徳永弘之さんも初参加で、ちょっと遠慮がちな様子。「女性ばっかりで恥ずかしいですね。子どもが2人いると母親ひとりでは大変なので、仕事を早めに切り上げたりして、できるだけ協力したいと思っているんですが」。 |
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村瀬さん |
弘之さんの妻の文江さんは「子どもがどんなふうに遊ぶか見てほしくて、ムリヤリ誘いました(笑)。子どもは喜んでるみたい。平日はよく私と子どもたちとで、にこにこサロン室に遊びに行ってます」。 「にこにこサロン室」は、西春町子育て支援センター内に常設された、就園前の子どもと親が気軽に利用できる開放スペース。センター主査の味岡直子さんは「保育園との併設なので、園児の声が聞こえる環境で、何気なく子どもは遊べて、親同士のつながりもできます。保育士からも声をかけるので、自然にお母さんたちから相談を受けることもありますね。つくってよかったと思います」。 |
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徳永さんご夫妻 |
ともに2歳児をもつ田中美幸さんと石黒ともみさんもサロン室をよく利用。「お弁当を持って昼前に行き、食後しばらく遊んで帰るというパターン。家では親子ともストレスがたまりますが、サロン室ではのびのびでき、オモチャ作りも教えてもらえます。子どもは友だちができたし、親同士も話をしたり先生に相談したりして不安を解消してます」。 | |
田中さん(左)と石黒さん |
サロン室は、園児のお迎え後の遊び場でもあるため、時間を調整して子育て支援との両立を実現しています。 |
西春町の7つの町立保育園では、15年ほど前から未就園児と保護者のために「にこにこ広場」を開設し、遊びの提供、子育て相談、園庭の開放などを行ってきました。そして、3年前に西春町子育て支援センターが設立され、各園の連携はより強くなりました。
センターへの育児相談では、電話で相談してきた人には「一度、センターに遊びに来ませんか」と声をかけ、また医学的な相談には、療育を行う「なかよしセンター」や保健センターと連携して、適切な対応に努めています。 |
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センター主査の味岡直子さん |
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