【光の劇場】
竹筒が蜂の巣状に並び、無数の光が差し込む幻想的な空間を体験。近づくと、向こう側で流れる滝の音がドーッと響き、竹の香りが漂い、そして夏の強い光と滝の流れと人影がキラキラと輝いて見えた。

愛知県児童総合センターでは、7月20日から9月17日まで「ネイチャー・ワンダーランド2-自然・ひかり・遊び-」を開催。遊びを通して身近な自然の不思議に出会い、新しい発見ができる、光の体感を中心にしたプログラムが用意されました。水の広場には、美術作家・前田光彦(てるひこ)さんによる、竹筒を通して光を感じる巨大な壁【光の劇場】が出現し、また造形スタジオでは、和紙の材料「こうぞ」を使った、鈴木理(あや)さん制作の心の中に光を感じる空間造形【ここにあったもの】を演出。ほかにも光の様々な要素を体感する仕掛けや遊びのプログラムを展開しています。
【ここにあったもの】
帯状の素朴な和紙を幾重にも吊り下げて創られた迷路のような静かな世界。一番奥に見える石庭は、障子から入る自然光のせいでほんのりと明るい。子どもたちは帯に触れながら不思議な空間をさまよっていた。


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