ニュージーランドでは、子どもが生まれたあとも働き続ける女性がほとんどで、家事や子育ては夫婦で協力してやります。プライベートな時間を大事にする国なので、会社も男女に関係なくあまり残業させることはありません。家で夕飯を食べ、子どもが寝たあとは夫婦でゆっくり過ごします。仕事のつきあいで飲み会やゴルフに行くことはなく、会社のパーティに出かけるときは家族と一緒に行きます。子どもは保育園に預けたり、アルバイトのベビーシッターに見てもらったり。その間に、夫婦だけでパーティや映画を見に出かけたりします。保育園は、親が働いていなくても預けられます。
お母さんだけが、子どもにつきっきりでいることはあまりないですし、子どもを預けてお母さんたちだけで遊びに行くことも普通です。うちの奥さんがニュージーランドの家に来たときも、嫁ではなく新たに娘が増えたという感覚で、アドバイスはしますが、若い家族に対して口出しはしません。日本に来てから、日本のお母さんはいつも子どものそばにいる“エンジェル”でないといけないんだなと、考え方が違うことがわかりました。
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