巧みな「すだれ芸」に子どもも夢中。 |
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大型カルタやコマまわしなど楽しいゲームをいろいろ用意したり、おしるこを無料サービスしたり。篠岡児童館のビッグイベントのひとつ「新年お楽しみ会」が1月18日(土)に開催され、地域の小学生や親子連れなど200人近くでにぎわった。 オープニングステージは、ふだんあまり見られない日本の伝統芸「南京玉すだれ」を公演。子どもたちが待ち受けるなか、歌舞伎の衣装と隈取りの化粧といういでたちで、自称「ゲンちゃん」が登場。ちょっとした手品や巧みな話芸で観客を引きつけると、絶妙なタイミングで「あ、さて、あ、さて、さては南京玉すだれ…」と歌いだし、懐かしさただよう演芸の世界へと誘い込む。見事な手さばきですだれを曲げたり伸ばしたりして、「浦島太郎の釣竿」「セントラルブリッジ」「携帯電話」「バイキンマン」など身近な題材を次々と表現。あっという間に30分の公演時間が過ぎ、 子どもたちは「もっと見た〜い!」と名残惜しそう。 「ゲンちゃん」こと市原千明さんは、南京玉すだれや日本の伝統芸が大好きという中学の先生。「今の子どもたちにも伝統芸を楽しんでもらえれば」とボランティアで出演した。 南京玉すだれが終わったあとの遊戯室は、「カルタ大会」の会場に早変わり。フロアに手作りの大型カルタを並べ、そのまわりを子どもたちが囲む。児童館スタッフが読み札を読み上げると、何人もの子がダーッと1枚のカルタに駆け寄り、まるで運動会のよう。 ロビーには、整理券と交換でおしるこをもらう大勢の子どもたち。友だちと5人で来た篠岡小学校4年の女の子は「おしるこ、おいしいよ。飲んだら『たたいてかぶってジャンケンポン』をする」。また、わなげコーナーで順番待ちをする桃ケ丘小学校5年の男の子は「もう1回わなげをしに来た。カルタは1枚も取れなかったから2回戦にも挑戦する」と楽しんでいる様子だ。 各ゲームコーナーの運営は、児童館スタッフとともに光ケ丘中学の学生ボランティア9名が担当。「あめすくい」や「みかんつり」のコーナーで子どもの相手をする女子中学生たちは、「いろんな子がいておもしろい」「ボランティアが好きだから」と感想や参加理由を話す 。 |
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また来たくなる楽しい児童館に。 「ちびっこ広場」などで子育てもサポート。 |
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篠岡児童館は、子どもの数が多い振興住宅地の一角にある。市内6カ所にある児童館の中でもっとも地域の範囲が広く、5つの小学校区から子どもが遊びに来る。 今回の「新年お楽しみ会」では、太田順子館長もおしるこ係を担当するなど、児童館スタッフは大忙し。「予想以上に大勢の方が来られて驚いています。中学生ボランティアには、いつもより多めに来てもらって助かりました」と太田館長。中学生ボランティアは、通常の土・日も篠岡児童館で遊びの準備や子どもの卓球の相手などをしている。また、ほかの児童館行事には、いろいろなボランティアグループや地域の人々が協力している。 児童館の活動について太田館長は「ふだんは、けん玉やカード遊び・マット作りなど、さまざまな遊びの道具や材料を用意して自由に遊べるようにしています。『何かない?』と聞いてくる子には、ほかの遊びを教えてあげたり、時には新しい遊びも取り入れたり。『また来たい』と思ってもらえたらいいですね。集団遊びも楽しんでもらいたいので、大なわとびやドッジボールなどの大会も実施しているんですよ」と語る。 また、子育て支援にも力を入れ、1〜2歳児とお母さんが気軽に親子遊びを楽しむことができる「ちびっこ広場」や、サークルづくりを目的とした会員制の親子教室「母と子クラブ」なども開催している 。 |
篠岡児童館/小牧市 |
連絡先 |
小牧市大字池之内3428-2 TEL 0568(79)0690 |
どんな活動しているの? |
年間行事 新1年生歓迎会・楽しいクッキング・ドッジボール大会・映画会・夏休みお楽しみ会・ ウォークラリー・伝承あそびフェスティバル・クリスマス会・新年お楽しみ会・児童館 まつり・手芸教室・卓球教室ほか クラブ活動(母親クラブ会員とその子ども対象) 母と子クラブ(2歳児と保護者対象)・体育あそび(小学1・2年生対象)・ 運動あそび(幼児対象)・一輪車など ちびっこ広場 1〜2歳児とその保護者対象、毎週火・金曜日、午前10時〜10時30分、自由参加 |
施設概要 |
付帯施設 遊戯室・図書室・集会室・館庭 開館時間 午前9時30分〜午後5時30分、 休館日/毎週月曜日・祝日 (月曜日にあたる場合は翌日)・年末年始 |