日本と同じように、バングラデシュでも主に母親が子育てをしています。でも、核家族が増えて、夫婦ふたりで働いている家庭も多いので、昔に比べて男の人が子育てを手伝うようになりました。家族の人数は全国平均で5.7人ですが、日本と違うのは核家族でも祖父母がいる家庭でも、たいてい住み込みのお手伝いさんが男女ひとりずついることです。だから、子育てはお手伝いさんかおばあちゃんに任せて、母親が働きに出ることも多いですね。女の人は、昔は働いていなかったんですが、今は洋服を作る会社などで働くようになりました。
男の子は外でサッカーやクリケットなどをし、女の子は家の中でままごとやチェスなどをして遊ぶことが多いので、あまり男の子と女の子が一緒に遊ぶことはありません。町では4歳ぐらいから幼稚園に預けますが、時間は昼12時までです。保育園は少ししかなく、学童保育所はまったくありません。働く女性たちのために、保育園をもっと増やしてほしいし学童保育所もつくってほしいと思います。日本に住んでいる私たちも、バングラデシュに学童保育所がつくれるように、日本のボランティアグループと一緒に、バングラデシュの服などを売るフェアトレードのお店やフリーマーケットを開いて、資金づくりをしています。
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