入口のショーウインドにおいしそうなごちそうが並んでいると、その店に入りたくなるよね。粘土でごちそうをつくって、値段をつけ、トレーにのせて棚にかざるよ。
*つくったごちそうに名前をつけよう。
できあがりの図面を見ながら、パイプをどんどんとつなげていこう。ジョイントのパイプをうまく使うことがコツだよ。できあがったら、パイプの端から声を出してみよう、どこまで伝わるかな、どんなふうに聞こえるかな。
おいしいカフェの店員さんになろう。「いらっしゃいませ。何名さまですか」とお客さんをお迎えするところから、レジで「ありがとうございました」まで、全部自分たちでやってみよう。お客さんは大人の人になってもらうよ。
*いつもはみんながお客さんだね。
 サービスをする側を体験すると、どんな気持ちになるのかな。
ホール係と、キッチン係に分け、それぞれの仕事をする。
ホール係は「ご注文は何になさいますか」とお客さんに
たずねて、注文を受ける。
キッチン係は、受けた注文にあわせて、飲みものをグラスに注ぐ。
ホール係が飲みものをテーブルに運ぶ。
「ご注文はすべてお揃いでしょうか」とお客さんにたずね、注文書をテーブルに裏返して置く。
キッチン係は、お客さんが使ったグラスを洗ったり拭いたりして、次のお客さんにそなえる。
のこぎりや万力など本物の道具を使って、木のおもちゃをつくろう。小さな子どもたちでも安全なように、表面をスベスベに磨くのがポイント。
*紙ヤスリは粗いものからだんだんと細かい目のものにしていくといい。
のこぎりを使って枝を切る。
切った枝に、つなげるための穴を開ける。
紙ヤスリで切った面や木の皮の部分を磨く。
触って角がなくなるまで磨こう。
仕上がりチェックを受け、OKが出たら仕事終了。
スベスベになっていなかったら、もう一度磨き直そう。
仕事人のプロフィール
板倉賢一さん 賢庭造園道場の親方
どんな仕事なの?
木や石と対話をしながら庭を造る仕事だよ。造った後も、木が元気に美しく育ち、 調和の取れた庭になるように手入れをしていきます。
どうしてこの仕事を選んだのですか?
物を造ることが好きだったから。竹垣や生け垣を造ったり、石を組んだりして 細工をするのにおもしろみを感じました。
この仕事をしていて、おもしろいところは?
自然という「相手」のいうことを聞きながら、「自分」の想いを通していくところ。
この仕事をしたいと思っている子どもたちに一言
ハンパじゃできないよ!
金づちやのこぎりなど、道具は正しく使おう。音も、トントン、シュッシュッとリズミカルになってきて楽しい。
仕事人のプロフィール
飯尾歩さん 中日新聞論説委員
どんな仕事なの?
身の回りから世界まで、日々起きているさまざまなできごとを、実際に見て、聞いて、文字と写真で伝える仕事。
どうすればなれるの?
好奇心と健康と、ほんのちょっぴり、いや、できるだけたくさんの正義感でもあれば。
この仕事をしていて、おもしろいところは?
毎日、新聞記事になるような人やできごとに出会えること。
この仕事をしたいと思っている子どもたちに一言
画像やインターネットが発達して、文字離れが進んでいます。でも、文字で考え、文字で伝えようとする工夫、そして、それを読み解いたり理解しようとする工夫の大切さはいつまでも変わらない。文字のやりとりを大切にして楽しんでください。
 
仕事人のプロフィール
五十川勝久さん、永瀬桂一さん コニックス株式会社
どんな仕事なの?
大きいビルの窓や公園、会社から個人の家まで、建物をきれいにする仕事。それぞれの場所にあわせて、適切な道具や洗剤を使います。
どうすればなれるの?
高いところが怖くなければ。
この仕事をしていて、よかったと思った時は?
クリスマスにサンタクロースの格好でビルのガラス清掃をしていたら、テレビ局の取材を受けたよ。
この仕事をしたいと思っている子どもたちに一言
やる気があれば、楽しい仕事だよ。
相手に喜んでもらえることを自分の喜びにしましょう。