夏季特別企画ビクトル・ダミコ in あいち 2014 アート・あそび・キャラバン
終了しました
- 会期
2014年7月19日(土)から8月31日(日)まで
今から70年ほど前、アメリカのニューヨーク近代美術館で、ビクトル・ダミコという人が、当時画期的な美術教育プログラムを展開していました。ダミコは、人は美術に関わることによって、子どもも大人も自分に自信を持って心豊かに生きていくことができると信じていました。時代も場所も違いますが、愛知県児童総合センター(以下、当センター)でも、アートを新鮮なあそびを生むきっかけと考え、積極的に関わってきました。1996年、当センター開館にあわせてビクトル・ダミコの考案したプログラム「アートカーニバル」を愛知県ではじめて行いました。子どもたちの感覚を解放し、自由に自分を表現し、それが一人ひとりの育ちにつながることを、多くの人々に紹介することができました。それから18年、当センターはたくさんのユニークなあそびのプログラムを生んできました。この夏、国立総合児童センターこどもの城の協力を得て、ダミコの考えたオリジナルのプログラムと、当センターがダミコの考えを参考に新たにつくりだしたあそびのプログラムが、「アート・あそび・キャラバン」として同じ空間にあらわれます。
このキャラバンでは、遊ぶと同時に、子どもにかかわるたくさんの大人(保護者や学校・幼稚園保育園の先生、児童館の職員、美術館博物館の人たち、子どものことを思う全ての人たち)にも、今一度、「子どもが健全に成長する」ということを、アートとあそびの視点から考えてみる機会にしてほしいと思います。
協力
国立総合児童センターこどもの城(公益財団法人児童育成協会)
名古屋芸術大学
あいちアートエデュケーション研究会
◎みんなであそぶプログラム
ダミコが考案した「アートティーチングトイ」を体験したり、ダミコをヒントにしたACCのあそびに参加します。子どもだけでなく、大人も「子どものこころを持って」一緒に参加してみてください。
とき: | 会期中毎日 10:00-16:00 |
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対象: | 子どもと大人(未就学児までは大人と一緒) |
◎アートティーチングトイ
ビクトル・ダミコが考案したアートを体験する装置を体験します。
音のカタチ(7月19日〜8月10日)
「トコトコ」「ギザギザ」「ぽにょ」など、くじを引いてでた音の言葉のカタチをつくります。
コピタイル(8月11〜24日)
枠の中に粘土を詰めてタイル状にし、表面にネジやハサミなどの型押し模様をつけます。
ふしぎないきもの(8月25〜31日)
土の粘土で見たこともない不思議な生き物をつくります。
太陽のハタ(8月25〜31日)
経木にチョークで大きな丸を描き、太陽にするあそび。